11月24日の記事の後日談

【重要】この記事はルボックスやリスパダールが悪いと言っているのではなく、必要もないのに使うこと、或いは量が多過ぎることを問題にしているものです。

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

11月24日に紹介した患者さま。先ほど転倒して整形外科に搬送されて、頭を５針縫ったとの報告を受けました。
心配していたのですが案の定。ルボックスを使いはじめてから歩行状態が悪くなり、尿失禁も見られるようになっていたとのことです。

施設のスタッフが奥さまを説得したようですが、渋々ルボックスを休薬することになったようです。
この人の問題は奥さまが気づかない限り、根本的な解決にならないのでしょうか。

先日別な記事で話したリスパダールを飲んでいる人も同様に心配です。

菊地がお送りしました。ではまた！

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またですね！（11月24日）
人生を奪う〜薬物的身体拘束（11月25日）

タグ：人権 薬物

人生を奪う〜薬物的身体拘束

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「いやぁ、Aさん落ち着いて良かったわ」
先日リスパダールという薬を飲み始めたAさんは、心の平安を取り戻したように見える。
周囲の人々は、口々に良かった良かったと笑顔で見つめている。

薬による身体拘束のワンシーンです。

感情を出す術を奪われたAさん。

楽なのは、一体誰だろう？
幸せになったのは、一体誰なんだろう？

丁度、悪性腫瘍であることを本人に伝えようとはしない家族が得る束の間の安息に似ている。
罪悪感は感じにくい。悪い事をしているとは思わない。いやむしろ、良い事をしたと勘違いし続けることになる。
多分、周囲の人に悪意はないのでしょう。

このようなことが一切なくなるように願います。
そして、私にはなくすることを手助けする準備があります。

私もこのリスパダールを使わないではない。
しかし、一日中ぼよんとした表情で、意欲の低下した状態で過ごすとしたら、その薬は要らないか量が多過ぎるのでしょう。

菊地がお送りしました。ではまた！

タグ：薬物 悪いニュース 感情 人権

またですね！

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私の診ている患者さまのひとりが、奥さまの意向で神経内科にかかりました。
当方も副診療科目として神経内科を標榜しているのですが、あちらの先生はさらになんとかの権威だそうです。

それで、半年以上前にジェイゾロフトというお薬を処方されてきました。この薬はうつ病の比較的新しい薬で、SSRIというものです。

私は、なんで？って感じだったのですが、奥さまはありがたがっていますので、続けていただきました。この方はうつ病ではないと思うんです。

そのうち、患者さまがあまりにイライラするので、適応もないし効いているようにも思えないジェイゾロフトを中止してみたらとアドバイスしました。

施設に入っていたので、ありがたいことにスタッフがジェイゾロフトを切ってくれました。

すると程なく患者さまは精神的に落ち着きました。
私がめでたしと安堵していたのもつかの間、今度は同じSSRIであるルボックスを奥さまは処方してもらって来ました。

またかーっ！！

多分、近いうちにまた患者さまはイライラし出すでしょう。
これは奥さま自身が気づくよりないと思って、見守っています。
残念なんですが、同じ様なケースで(というよりも相手の先生が同じ)私の意見を申し上げた所、あちらは権威ですからねと一言、私の所を去っていった患者さまがいらっしゃいました。
去っていかれては手助けする事も出来なくなってしまいます。
今回はいつでも手助けできるように準備して、温かくみまもりたいと考えています。

菊地がお送りしました。ではまた！

タグ：人権 薬物 みまもり 自律