安定剤に限ったことではないが

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

安定剤をあるクリニックで処方された患者さまのお話をしましょう。
胃の痛みに対して、診断の後に安定剤と胃薬が処方されたのです。
もらった薬を飲むと胃の痛みが良くなったので、そのことを率直に医者に伝えました。
するとその医者は、
「安定剤を飲んで良くなったなら、やはり精神的なものですよ」と答えたそうです。

それからというもの、その患者さまは自分が精神病なのではないかと心配でした。
不安でたまらなかったとのことです。

別な件で私のクリニックに来た彼は、安定剤にまつわる不安を打ち明けてくれました。
そこで私は、生活のスタイル(睡眠と喫煙と仕事の仕方)についていくつかのアドバイスをしました。
そうしたらしばらくして、安定剤は不必要になりましたと、彼から嬉しい報告がありました。

教訓を得て、私は彼に感謝しました。私もなんとはなしに安定剤を処方したりした日があったことを思い出したのです。
安定剤に限ったことではありません。
ちゃんと薬の説明をしないと、患者さまは本当に不安になるのです。

生活様式を変化させただけで症状が消えた彼は、無論精神病ではありません。
医者の説明不足は患者さまを不安にさせるのです。
このことは、故意にしているものではないのでしょうけれども、我々は努力して限りなく無くしていくようにしなければなりません。
助けるはずの医者が患者さまを苦しめるとしたら、ほんとうに辛いことです。

菊地がお送りしました。ではまた！


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ピピインターナショナルプリスクール（英語幼稚園・旭川）
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会（理事長・日野原重明）
http://www.spiritual-care.jp

それにしても、胃薬も一緒に処方しておきながら医者はそちらの効果を最初から無視していますね。いいのでしょうか。

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