認知症と呼ぶことで何が変わった？

認知症は以前は「痴呆」と呼ばれていました
俗に「ぼけ」とも

でも差別的だとか、あまり良い字面ではないとして
「認知症」に替えられました

認知症の「問題症状」と言っていたものも
「周辺症状」となり、いまさらにナントカにかわるそうだ
なんだったか忘れた
症状じゃないとかなんとか

確かに問題症状と言っていたのはマズかった
でも、痴呆を認知症と言うようになって何が変わった？
体感的にはなにもない

ヒューマニスティックになった？
ぜんっぜんっ！
逆にいまでも「ぼけロージン」とか言っている人で実にヒューマニスティックな人がいたりする
ドキッとさせられるが、あれは一種の皮肉（強いメッセージ）なのだろう

他にも医療の現場では
分裂病は統合失調症に替わるなど
変な日進月歩が
ある

中身を伴わなければ
仏を作ってナントカだ

あおクリ☆菊地でした
ではよい週末を！

タグ：高齢者

コメント 6

そろそろ自分も、不安に感じる年齢になってきました。
両親が今日から札幌の姉のところに出かけています。
一週間ほど道内を姉夫婦と一緒に旅するそうです。。
この一年ほどでやはり父の変化を現実として感じるものがあります。
早々に学ぶことをはじめていただけに、ちょっとつらいかな。。。
まだ病院へ・・という段階ではありません。
ただ、予備軍であるのは事実ですね。
正直、落胆してしまうことが度々・・しかし、対処法もかなり自分なりに勉強してきているつもりですが、実際にできるのか。。という不安は日々大きなものになっています。
それも人生。与えられた使命ですね。
.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))ニコッ♪
by ★まっと★ (2009-04-24 21:03) 

名前が変わることで、その病名で傷ついていた患者さん達の
気持ちが和むなら変わればよいと、思います。
(人生のしくみ　精神科医越智啓子　より)
でも、やはり周りの理解と態度こそが大事ですよね。


by A・ラファエル (2009-04-24 23:53) 

前に記事にしましたが
病名はなんですかっておっしゃいますけれども
つけるとすれば○○病だけど
あなたは「○○病」さんではなくて
●●さん（名前）でしょ？

病名を欲しがる患者さまの気持ちはわかるけど
弊害もあると思うし
医療を提供する側も
患者さまを●●さんとして接するべきで
○○病さまとして接するべきではないと思っています

いかがでしょうか？



まっとさま
いろいろと葛藤がございますでしょう？
我々の業界でも一部のものは気づいているのですが
ご家族さまによる介護は
認知症のある、なしに関わらず
なかなか上手くはいきません
不安を感じなさるのもわかります
そして
落胆なさるお気持ちもよく理解できます
子供にとっては親はいつまでも親
しっかりしていて欲しいものですが
そうも行かなくなるのもまた老いというものの理です
今後は良い介護者（他人であって新しい家族になれる人）との出会いが
カギとなってくると思います
ひとりで背負い込まないほうが
全体の状況は良くなると思います

A・ラファエルさま
ごもっともです
確かに認知症も統合失調症も表現が軟らかくなっています
ご指摘のとおり、理解と態度！
これが大切ですよね

by 菊地一也 (2009-04-25 01:50) 

こんばんは
解ります、解ります。
言い方だけ婉曲になった分、
他人事度もましていませんか？
なんか変ですよね。
ただ聞くに堪えない差別的な
言葉もあったので、全部いけないと
は思いませんが。心のこもった医療、
そして我々も暖かい心で接したいですね。
by pomme (2009-04-25 21:54) 

pommeさま
ありがとうございます！
このコメントを拝見していて
最初から他人事だったのですと思い
しかし、心ある当事者たちが名称の変更を思い立ち
他人事にしたくないと思い
しかし、結果として名前もいい感じになったし
やれやれ一安心
じゃ、あとはよろしく！って感じの
元々他人事だったひとたちの感性を麻痺させているという
一面を感じとりました
元々いまの病名だったらよかったのに

あんまり気軽に病名をつけるな（安易に本人に伝えないで欲しい）と言いたいのです
病名をつけると患者さまが異常な人になってしまいますが
決してそうではないと思うのです

患者さまにも仲間として接して欲しいものです

by 菊地一也 (2009-04-26 05:17) 

参考記事（私のコメントあり）
http://emerald-heart.blog.so-net.ne.jp/2009-04-26
by 菊地一也 (2009-04-27 06:09)