輝いて生きる

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

今日はある患者さまのご家族と今後の方針について相談しました。
そして、いかに残りの人生を輝かせるかという視点で話し合いが持てたことに、いま感激しています。

ひとつ課題は残ったものの、患者さまの望みをご家族が、そして施設のスタッフさんが思いをひとつにかなえようとする姿勢に心をうたれました。

今回の選択は１分１秒でも長く生きていて欲しいと言うものではありませんでした。
ある治療法があるのに、それを選択しなかったのです。
しかしケアチームメンバーは皆、納得できたと思います。

もちろん、例によって方針の変更はあり得るということ。患者さまの状態は変化するものなので、状態・状況に合わせて方針を変えることは決して恥ずかしいことではないとも伝えました。

先日、同じ治療法の選択で、まるきり正反対の判断をしたケースがありました。
その患者さまも当初はご家族がその治療の選択をためらいましたが、患者さまの状態の変化を見ている課程で考えを変え、ついにその治療法を選択することになりました。広い意味では延命処置のひとつです。
やはりこちらの場合においても、ケアチームメンバーは納得できていると思います。

似たような状況にある患者さまで、片やある治療法を選択。もう一方は同じ治療法を選択しませんでしたが、どちらの主治医も私です。
どちらのケアメンバーにも私が入っています。

矛盾しているでしょうか？

私は、どちらの患者さまにとっても現時点で最良の対応が出来たと胸をはって言うことが出来ます。
どちらも頭を使って考えたので、そのように言えます。それぞれが、患者さまの人生をそれぞれにもっとも輝かせる選択をしているのです。

菊地がお送りしました。ではまた！


あおぞらクリニック
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