SSブログ

■情報商材「うつからの世界最速回復マニュアル」(菊地メソッド)
http://www.aozoraclinic.com/rfd/

johotop.jpg


■自律神経のバランスを整える方法に驚きました
うつと副交感神経の緊張との関係も、自律神経の乱れと不眠の関係も、自律神経と感情の関係も、聞いたことのない話ばかりでした。そして、私が服用中の向精神薬が自律神経を乱れさせると言うことも、衝撃的でした。
でも、一番の驚きは自律神経のバランスを改善する方法でした。あまりにも簡単で、こんなことで治るのなら、嬉しいと思いました。
ちょっと聞いただけでは、自律神経と関係のないことのように思えて、とても不思議でした。

【管理者リンク】 自律神経 薬/向精神薬が自律神経を乱れさせる
スピリチュアルケア ブログトップ
前の10件 | 次の10件

帰宅願望 後編 [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

施設に入居している方が自宅に帰りたいと思うのはごく自然なことです。
誰でも自宅に帰りたいはずで、このこと自体は異常なことではありません。
しかしながら、Web上を検索してみればわかる事ですが、帰宅願望自体を厄介な事ととらえている記事も多く認められます。
『帰宅願望=徘徊』なんてものもあり、びっくりします。
介護者の立場で意見が述べられている場合には、もっと利用者さまの立場で考えてみたら良いと感じる記事もあります。

さて、昨日の続き。
介護員さんからの質問は、利用者さまの感情に寄り添って「家に帰れるといいですね」と一緒に夢を見ると言うのは、意味がないのではないかと言うものでした。
家には連れていってもらえないという現実があるのに、そんな受け答えでは一歩も前進しないではないですかという訳です。

でも、私には前進している部分があると思います。
昨日は感情に寄り添うような受け答えをすると、この利用者さまが(私にとっては患者さまなのですが)、堰を切ったように色々なことを語り始めると言いました。
これは上手くケアが出来ている証拠でもあります。
最初から、たくさん話してくれるわけではないのですね。

今回の介護員さんは違いますが、介護者の中には利用者さまにたくさん話をされると困ってしまう方もいるようです。
忙しく働いているので、仕方がないのかもしれません。
でも、人と関わりを持つと言うのは、まさにそうしたものです。

自分で言うのもなんですが、相手がたくさん個人的な事を話し始めたら、話を聞かされている方(今回の場合は私と介護員さん)が信頼されている証拠なのです。
あなたも、受け入れている人にしか個人的な事など、なんでもかんでも話さないでしょ?
まさに、堰を切ったように語られる内容は、そんなものまで含まれているんですね。
御本人さまにとって、どうでもいい事などなにもないのです。
どうか聞いて欲しいと思って、打ち明けているのです。
これに向かい合わないで、どうしますか。そんなことでケアできますか?

繰り返し相手の話しに耳を傾けること(傾聴)で、前進しているのは相手との信頼関係。
信頼関係が深まり、その後の関係がどんどん良くなっていくと言うことです。
そしてときどき相手も自分も癒されます。

菊地がお送りしました。ではまた!


http://www.aozoraclinic.com

ピピインターナショナルプリスクール(英語幼稚園・旭川)
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会(理事長・日野原重明)
http://www.spiritual-care.jp
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

帰宅願望 前編 [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

高齢者施設には、家に帰りたいと訴えるお年寄りがたくさんいらっしゃいます。
診察にうかがった折に、そのようなお気持ちを切々と述べられることもしばしばです。

今日は、この所謂『帰宅願望』について記してみようと思いました。

ある日、家に帰りたいという患者さまにいつものように寄り添う対応をしていました。
最近は自分で言うのもなんですが、非常に自然に対応できるようになってきたと分析していたところでした。

ある介護員さんが同席していたのですが、診察の後に質問がありました。
私の対応で本当に良いのかという、疑問でした。

その時の患者さま(介護員さんにとっては利用者さま)は、家に帰りたいと思っているのですがご家族の都合で数ヶ月家に帰れない状況が続いていました。そして、基本的にご家族は自宅に連れて帰ることにいつも消極的です。また、患者さまの自宅は現在住んでいる施設から、片道150キロ離れた場所です。

患者さまは以前から体のあちこちに痛みなどの症状を訴えていました。そして、最近は自宅のある地元の医療機関でなければ治せないので、連れて行って欲しいと訴えるようになりました。ここにきて、やっと我々は以前からあった症状の一部はスピリチュアルペインの結果として顕れていたのではないかという仮説を得るに至りました。

私は、この患者さまの診察の際にはいつもほぼ同じ様な会話になります。
「自宅の近くのお医者さんに診てもらいたいんですね?」患者さまはそうだと答えます。
「そのお医者さんでないと治せないんですね?」患者さまは、これにもそうだと答えます。
「そうしたら、その先生のところに連れて行ってもらえるといいですね」
私が笑顔でそう言うと、決まって堰を切ったようにいろいろなご自身の思いを語り続けます。
そして、私はいつも「そうですね」「それは辛いですね」などと相槌をうちます。

そして、何度もこんなことを繰り返すうちに、
「あれで、いいんですか?」とひとりの介護員さんに聞かれたというわけです。

介護員さんも同じように接したことがあったようです。

「いつも、同じような話になるじゃないですか」
よく介護員さんの話に耳を傾けると、どうやら私のしているケアの手法では、一歩も良い方向に前進していないのではないかという疑問のようです。ひたすら傾聴することに虚しさを感じているようです。

そこで、反対にどうすれば良いと思うのかたずねてみたところ、答えはすべて対症療法的でした。

痛みを訴えれば、痛み止めを勧めたり湿布を塗ったりします。
歯の痛みには、近所の歯科をすすめることもありました。
いつか、診察中に歯の痛みについて訴えがありました。そのときは、
「食べ物をきざんでいるので、だいじょうぶでしょ」と介護員さんはなだめにかかりました。
しかし、その時の患者さまの言い分は、地元の歯科でなくてはだめだ。地元の歯科でないと治せないというものでした。

私は、患者さまの感情に寄り添い「連れて行ってもらえるといいですね」と言い続けてきました。
これは連れて行ってもらえるとも、連れて行ってもらえないとも言っていません。
ただただ、一緒に夢を見るような試みなのです。

それによって、いつも同じような会話になるのですから一歩も進んでいかないように見えるのも無理はないことです。
しかし、本当にこれで前進している部分はないものでしょうか。私にはあると思うのですが、いかがでしょうか?

菊地がお送りしました。ではまた!


http://www.aozoraclinic.com

ピピインターナショナルプリスクール(英語幼稚園・旭川)
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会(理事長・日野原重明)
http://www.spiritual-care.jp
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

自己責任と言ったって、一人ぼっちで考えろというわけではないさ [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

どんな状況に陥っても力強く生きていける人もいれば、いつも困難にぶち当たっては途方にくれてしまうという人もいます。
でも大部分の人はこうでしょう。ある時にはひとりで頑張れるのに、ある時は誰かの手助けが必要なのです。

乗り越えなければならない問題の種類や質によって、ひとりで乗り切れるかどうかも違ってくるはずです。

すべてひとりで乗り越えなければならないということはありません。

最近は、「自己責任」があらゆる場面で求められるような時代です。
しかし自己責任において、他者を頼るというのも選択肢として可能です。
これだとなんだか語弊があるかな。でも、だいたいそんなとこです。

では、誰を頼るかということになります。周囲に頼れる人はどれだけいますか?
実際、私の場合頼れる人は何人かいるにはいます。いつもその仲間たちには感謝しています(年上の人も年下の人もいます)。
でも、たくさんいると胸を張って言えるのかは疑問です。
現代は分断と孤立の時代と言えるかもしれませんね。

菊地がお送りしました。ではまた!


http://www.aozoraclinic.com

ピピインターナショナルプリスクール(英語幼稚園・旭川)
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会(理事長・日野原重明)
http://www.spiritual-care.jp
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

寄りかかり、寄りかかられる [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

人は誰かに寄りかかりたい時がありますね。
でも、周りにそういう人がいないという状況が昔よりも多いのでしょうか。
昨今の様々な事件を観ていて、そう感じます。

人は、時に寄りかかり、時に誰かに寄りかかってもらいながら歩んでいくものですね。

菊地がお送りしました。ではまた!


http://www.aozoraclinic.com

ピピインターナショナルプリスクール(英語幼稚園・旭川)
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会(理事長・日野原重明)
http://www.spiritual-care.jp
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

輝くために~だれしも活躍の場が必要ですね [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただきありがとうございます。

私の患者さまの中には、歩行が不自由ではあるものの頭脳は明晰なお年寄りがたくさんいらっしゃいます。
これらの方々と診療の際に触れあうなかで、いろいろと考えさせられることがあります。

講演でもしていただいたら良いのではないかというほど、素晴らしい考えをお持ちの方がいらっしゃいます。

90歳を超えてなお、好奇心の塊のような方がいらっしゃいます。その姿には目を瞠るばかりです。

このようなスーパーなお年寄りからは勿論、実際のところ長生きした誰からでも、学ぶことはたくさんあります。
しかし、皆様にそのような機会は多くはないと思います。

大変面白く、興味深い多くの話が横たわっているのですが、それに触れる機会が若い人にはありません。

忙しいからでしょうか。また、周りに親しいお年寄りがいないせいでしょうか。
もしくは、遠慮しているのでしょうか。

幸い、私はたまたま自分の選んだ仕事が高齢者の多い分野、『訪問診療』でしたから、毎日貴重なお話をうかがえるわけです。本当に恵まれています。

お年寄りの話は、確かにテレビでとりあげられるような華やかさや熱狂はないかもしれません。ゲラゲラと笑えるような類のものはあまりないと感じるかもしれません。しかし、味わい深い含蓄があります。若い人にも、これを面白いと思える可能性はあると思うのです。現に私には、声をだして笑ってしまうようなことが結構ありますしね。

お年よりの多くは、その豊富な知識を他者に受け渡すことが出来なくなっています。子供や孫と同居していない人が多いことも理由のひとつですし、マスコミが面白おかしいものを追いかけるあまりに、世の中が全体として単純に可笑しいこと、わかりやすい可笑しさを求める傾向にあるということも原因としてあると思います。

いずれにしても、現在お年寄りの知識・技術などには十分にスポットライトが当たっていないと思います。

ステージが用意されれば輝けるお年よりは、全国にたくさんいらっしゃると思います。そしてお年寄りがもっとアウトプットすることで、社会はより良くなるはずです。

いつか私はお年寄りに活躍の場を提供できるようになりたいと考えています。

いかがでしょうか。

http://www.aozoraclinic.com

ピピインターナショナルプリスクール(英語幼稚園・旭川)
http://www.pipi-popo.com

日本スピリチュアルケア学会(理事長・日野原重明)
http://www.spiritual-care.jp
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

今は食べたくないという感情を認めてあげてください [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

連載6回目。

その後しばらくしてどうなったかといいますと、Aさんはやはりあまり野菜を食べてくれませんでした。
昼食のときに私が居合わせると、介護員さんたちは、
「ほら、先生が見ていますよ。野菜食べましょう!」と、まるで私が指示したかの様に言います。
私は、Aさんからみると、どういう風に見えているのでしょか?
まるで、看守のようではありませんか。

「みんな心配していますよ」とAさんに声をかけながら、『いまは食べれなくても良いんですよ』と、毎回密かに思ったものでした。精一杯の笑顔で。私の本心が伝わることを願いながら。

こういうやり方は、確かに介護員さんたちにとっては楽かも知れませんね。
でも、その場は良くてもすぐにまた元に戻ってしまったり、別な悪い問題を生じたりします。
感情が断たれると、スピリチュアルな次元にまで悪影響を与えます。そして人間関係の悪化をも招きます。
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

人は自分で決めたい [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

連載5回目です。

あるグループホームで介護職員さんたちにお願いされました。
「先生、Aさんが野菜を食べないので、先生の方から食べるように言ってください」と。

私は疑問を投げかけましたが、介護員さんたちは、ついにAさんの感情に焦点をあてることはありませんでした。最後までAさんの感情は無視されたのです。

大切なのはカンファレンスで決めたことで、Aさんの感情は関係ないようでした。

Aさんが自分で野菜を食べようと思うまで待つことが出来ないものかと、私は思いました。
それには十分な時間が必要だったはずです。

私は最終的には介護員さんたちにリクエストされたその日のうちに、Aさんと向き合わざるを得ませんでした。
「みんな心配しています。Aさん、体に良いので野菜を食べたほうがいいですよ。いかがですか?」と問いかけました。あくまで自発的に食べるようになって欲しいという意図を込めた問いだったのですが、果たして。
当然のごとくAさんは、
「野菜はあまり好きでない」とおっしゃいました。
と、そこへ案の定、介護員さんが割って入りました。
「先生も食べたほうがいいって。野菜食べましょうね」と。
これが、彼らの意図するところですものね。

しかし、根本的に解決するためには、このような対症療法をやめるべきなのです。
タグ:自律

介護員さんたちは敬っているつもりなんです [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

連載4回目です。

Aさんに無理やりにでも野菜を食べさせようとした介護員さんたちは、決して悪意に満ちた人たちではないんです。むしろ一生懸命に仕事をしようとしています。

多分、利用者さまを敬わなければいけないことも十分わかっています。
野菜を食べさせたいと思うのも、敬うことにつながると思っていたかもしれません。

私にはそうは思えなかったというだけで、彼らは彼らなりに一生懸命だったのですね。
野菜を食べていただければ健康に良いから、Aさんのためになると考えたのでしょう。

しかし、感情を尊重することも知って欲しいと思うのです。
そっちのほうが大事なのです。そして根本的な問題解決への近道でもあります。

ただ、彼らに変わってもらうには、先ず私自身が変わる必要があったと思います。
そして自ら正しいアプローチを示して、続けるべきだったと思います。
今にして思えば、私は最善を尽くせなかったようです。

次は患者さまのためにも、もっと上手く行動しなければなりません。
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

Aさんの感情は無視されたのです [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただき、ありがとうございます。

連載3回目です。

あるグループホームで介護職員さんたちにお願いされました。
「先生、Aさんが野菜を食べないので、先生の方から食べるように言ってください」と。

私は疑問を投げかけましたが、介護員さんたちは、ついにAさんの感情に焦点をあてることはありませんでした。最後までAさんの感情は無視されたのです。

そして、加えて私の感情も踏みにじられることになりました。
私の感情など、仕事なのだから仕方ないと言えばそれまでですが、客観的に踏みにじられたのは間違いないことです。

感情が断たれると、思考も停止すると言った人がいました。
でもきっと思考が停止するだけに止まりません。スピリチュアルな領域にまで影響を及ぼします。
感情が無視され続けると、人間関係はきっと悪くなります。

もしも野菜を食べることを強制されれば、当面Aさんは辛抱を続けることになるでしょう。

Aさんの感情よりも大事なものなんて、この場合ありません。
野菜を食べないのは心配ですが、今は食べたくないということを一時的に認めてあげることが豊かなケアだと思います。

私は、野菜を食べないとこうこう、こういう点が心配なのです。みんな、Aさんのことを心配しているのですということを時間をかけて伝えていきたかったのですが、…。
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

誰のために野菜を食べるのか? [スピリチュアルケア]

今日もお越しいただきありがとうございます。

昨日の続きです。敬意を払うとはどういうことなのかを、この連載によって伝えたいと思います。

あるグループホームで介護職員さんたちにお願いされました。
「先生、Aさんが野菜を食べないので、先生の方から食べるように言ってください」と。

さて、このときのAさんの状態ですけれども、内科的には特に悪いわけではなく安定していて、野菜を食べていないからここが悪くなっているんですと言えるような問題点はひとつもありませんでした。

介護員さんから事情をうかがうと、カンファレンスの中で野菜を食べてくれないことが問題になった。自分たちが言っても聞いてくれないので、私にお願いしたいとのことでした。

野菜は、食べたほうが良いとは思います。一般にそうでしょう。野菜を摂取することを軽視してはいません。いや、むしろ私は栄養摂取に関しては、平均的な内科医よりもうるさいほうだと思います。

しかし、私が真っ先に考えたのはAさんの「感情」です。
Aさんは、野菜が食べたくないんでしょ?

誰のためにAさんは野菜を食べるのでしょうか?当然、ご本人さまのためでなければおかしい訳です。

昨日も本質的に同じことがありました。ある施設に入っているクライアントから、隣人の耳が遠いので、
「会話にならないんですよ。50万円位するいい補聴器を入れるように、先生から勧めていただけませんか?先生が言えば聞くと思うんです。私が言ってもダメだったから。私の夫は50万円の補聴器を入れたらすごく良く聞こえたのよ。だから…」と延々とお願いされてしまいました。
喝采!(6385)  Hello!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
前の10件 | 次の10件 スピリチュアルケア ブログトップ
【あおぞらクリニックのHP】
最新のうつ病治療なら旭川あおぞらクリニック
訪問診療のあおぞらクリニック


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。